下着製造メーカーの老舗
柔軟な発想と優れた技術と確かな品質
株式会社山城屋では、時代のニーズを的確に見据えて、お客様が求めているものはなにか、お客様に満足していただける製品を提供していくことを常に考えながら、今を生きる女性たちのニーズにお応えして、女性の生活をアクティブに、また安心・安全を提供していくこと・・・。
革新的な技術で世の中を動かす企業を目指します。
■アパレルブランドを立ち上げたい■オリジナルデザインのTシャツを作りたい■犬の服を作り販売したい■オリジナル水着が欲しい■よそにはないウエアを探している■素材と型紙はあるのだけれど誰に頼めば・・・・・・。
アパレルブランドを立ち上げたい側は、確実に売れるかどうか分からない商品の発注はできるだけ抑えたい。一方、受注を受ける縫製工場の立場は、小ロットになればなるほど、生産が習熟しないので、生産効率が極端に落ちてしまいます。そのような生産効率が落ちてコストが上昇する分をそのままアパレルさんに請求できないのが悩みです。
縫製工場の生産コストは規模の経済性が適用されて、生産量が増えればコストは二次曲線で低下します。
アパレルブランドを立ち上げる場合も出来る限り発注量を抑えようとすると、生産コストは上昇します。小ロットでコストが上昇するのは、避けられないことなので、コストが高くなっても発注ロットを増やさないことが重要です。
そして、最小限に抑えた発注を確実に売り切ることがとても大切なことです。どれだけ安く作っても売れ残って不良在庫になれば、それは絶対に売上げになりません。売れ残った商品を叩き売れば、これから育てようとしていたブランド価値が毀損されて、回復ははとても難しくなります。
不良在庫を叩き売れば、ブランドを立ち上げるために商標登録やネームタグの作成やホームページのドメインの取得なども全て無駄になってしまいます。
初回発注はコストが高く、利益がほとんど出なくても、確実に売り切って、次につなげることです。初回発注である程度商品を売る自信が付いたら、次回発注で少し発注量を増やしてコストを抑えることです。加工のコストは生産量が増えると、ある程度の生産量になるまでは、急激に下がって行きます。初回発注では、ほとんど利益が無かった商品でも、二回目、三回目となるにつれて利益が出るようになります。
初回オーダーで大ヒットするような商品はほとんどありません。どんなブランドも初回発注でユーザーの動向を見極めて、追加発注、追加発注で、人気を得、リピートや口コミに繋げて売り上げの向上へと繋がって行くのです。
ブランドが育って、ユーザーに認知されるまでには、数年必要です。初回発注の売れ行きが予想を下回っても、何が悪かったのか、何が良かったのかをしっかりと分析して、次の発注で修正をしながら、PDCAの管理サイクルを回して少しずつ売れるブランドとして育てて行く気持ちが重要です。
こんな小ロットの発注は、縫製屋ドットネットの参加工場をご利用ください。1品からのオーダーメイド生産、小ロット生産、など登録縫製工場が皆様のご要望にできる限りお応えします。まずはご要望をお寄せください。
アパレルブランド立ち上げの成功の鍵は、売れるかどうか分からない初回発注をできるだけ少なくして、次回、次回と発注サイクルが回るようにすることです。
※登録工場は「縫製技術」「加工技術」に自信のあるところばかりです。
*商品の内容がわかる画像やイラストなどがあれば、是非お見せください。お問い合わせの内容はできるだけ詳細にお願いいたします。せっかくお問い合わせいただいても、内容が把握できず、ご返事できない案件もございますので、ご了承ください。
●縫製工場のバーチャル企業団地
国内の縫製工場は優れた技術を持っていても、販路がないために苦しい経営状態に陥っています。
優れた技術を持った縫製工場が集まって、大手アパレルや東南アジアの縫製工場が対応しないような小ロットの生産や、東南アジアの工場と比較して絶対的に優位に立てる短納期に対応し、エンドユーザーに近いところへ、直接販売することで生き残りを図ろうとするものです。
縫製工場の国内事業所数は1985年の66,174事業所から2013年には18,352事業所にまで減っています。このままでは、国内の高い技術を持っている縫製工場は無くなってしまいます。
小ロットのアパレルブランド立ち上げのサポートいたします
小売店の小ロットのプライベートブランドの作成や個人の方の新規のブランド立ち上げも承ります。デザイン画だけしか無い、型紙も生地も無いと言う方も大丈夫です。遠慮なくお問い合わせ下さい。
発注案件登録ページからお問い合わせいただければ、作成可能な工場が返信いたします。
どんなに優れた企画力やデザイン力があっても、小さなショップや個人には、初回発注が200枚となるとリスクが大きすぎて、簡単にはチャレンジできません。アパレルブランド立ち上げを成功させるには、初回発注を極力少なくして、初回生産分を完全に売り切ることが大切だと考えています。初回発注の原価が高くなっても、完全に売り切れば、次の発注で少し発注量を増やしても大丈夫でしょう。そうやって少しずつ発注量を増やして、原価も下げて行けば良いのです。ですから、初回発注は絶対に売り切る自信がある数量だけにしましょう。希望的な発注量だと売れ残った時のロスはとても大きくなって、次回以降の発注が出来なくなります。
私たちは、小さなお店や個人が小ロットでアパレルブランドの立ち上げにどんどんチャレンジできる風土を作ることが、国内の縫製工場の仕事を増やすことになると考えています。
ブランドが育って発注量が多くなれば、さらに効率を求めて生産拠点が海外へ移ることは、避けられないことで、量だけを求める縫製工場の生き残りが厳しくなって行くのは当然の流れだと思います。
量と効率を求められる東南アジアの縫製工場と、一方で国内の縫製工場には、小ロット、短納期、高品質や高品位を求められるようになれば、双方の縫製工場の住み分けは十分可能だと考えています。
将来、資材調達も含めた連携ができるようになれば、海外生産とは違った国内ならではの強い生産の仕組みが作れるのではないかと考えます。
国内で短納期の対応をすると言う事は、大量の在庫を抱えないと言う事です。これは、売れ残りのバーゲンや最悪廃棄する商品を極力少なくする取り組みでもあります。現在の地球温暖化の問題などから、価格よりも地球環境に優しい商品を購入しようとする、グリーンコンシューマと言われる人たちも出てきています。このような地球環境に対する意識の高い人たちにも受け入れてもらえるような、廃棄にならない商品を作ることも国内の縫製工場の使命だと考えています。
●トレーナー●Tシャツ●ポロシャツ●エプロン●よさこいの衣装●イベントコンパニオンの衣装
●水着●犬の服●アウトドアウエア●ワッペン(チームワッペン・イベント用・企業向け・土産用)●記念品(ペナント額・名入れタオル・腕章)●刺繍直接加工(ポロシャツ・トレーナー・ジャンパー・ユニフォーム)●ウェアへのプリント全般●ツナギ●ウインドブレーカー●ジャンパー●ワークウェア●ニット●マフラー●介護用パジャマ●スラックス●婦人服
参加工場は今後も増えていきます。制作をお受けできる製品の分野は、どんどん広がっています。
●「縫製技術」・「加工技術」、に自信がある。
●縫製工場内の残反を有効に利用したい。
●下請け体質から脱却したい。
●受注の機会を増やしたい。
●クライアントと「フェイス・トゥ・フェイス」で対応したい。
●顧客の潜在ニーズを把握したい
とお考えの経営者の皆様へ
私たちは
これらの問題解決のための「共同受注サイト」です。
是非ご参加ください。
会社を設立するには、資本金を準備して司法書士に設立に必要な書類を依頼して、法務局へ申請しないといけません。それなにりのお金がかかります。自分が企画した商品が売れるかどうかも分からないのに、会社を設立するのは大きな無駄を生む可能性があります。
まず、売ってみたい商品のデザインを起こして、個人事業主として販売を始めるのが良いと思います。デザインや素材、規格寸法などを明確に決めることが先決です。
次に、生地や副資材などを自分で買うか縫製工場で資材の手配をしてもらうか決めます。その次に型紙の作成をパタンナーに依頼するか、縫製工場で作ってもらうか、または自分で作るか決めます。
開業届けや商標、品質表示などはアパレルブランド立ち上げ手順で詳しく説明しています。
生地手配、副資材手配、型紙作成、縫製、プリント、刺繍、タグ作成、タグ縫い付けなど、アパレルブランド立ち上げに必要な一切を自社で手配及び生産可能な縫製工場もあります。
単に縫製と言っても、商品アイテムによって使うミシンが違いますので、商品によって発注する縫製工場は違って来ます。伸び縮みしない布帛(フハク)素材のブラウスやYシャツ、スーツなどの場合は、本縫いミシンが中心になりますが、伸縮性のあるニット素材の場合はロックミシンが中心になります。また、布帛素材であっても、ブラウスとジーンズとダウンのコートでは素材の厚みが全く違いますので、ミシンも薄物対応と中圧物、厚物対応のミシンの違いがあり、縫製工場は商品アイテム毎に細分化されています。
ご希望の生地持込での作成や型紙の持込もOKです。
全ての生地在庫を持つのはムリです。生地を生地屋さんでお買い求めになって、お送りいただいても結構です。
また、型紙をご自身で作成できる方は、型紙持込での作成もいたします。
生地持込の場合は生地の特性をすぐに把握できないので、特に異素材の組み合わせの場合は型紙の作成は大変難しくなります。
異素材で伸縮性が異なる素材を縫い合わせる場合は等距離の型紙ではきれいな仕上がりにならない場合もあります。
試作確認済みの型紙をお送りいただけると大変助かりますし、コストも抑えることができます。
他のお店とは差別化したいけど、少しの枚数では作ってくれる工場がないと思っている方。
大丈夫です。オリジナルブランドの商品企画のお手伝いいたします。
オリジナルブランドを作ろうと思っても、縫製工場に依頼すると普通は「最低ロット200枚」とか言われてしまいます。
私たちは1枚からでもオリジナルブランドを作成いたします。
ただし1枚のみの作成となりますとどうしてもコストは高くなります。販売価格と原価と発注ロットのバランスをどこで取るかが問題なのではないかと考えております。
アパレルブランド立ち上げはゲームではありません。一発大博打というわけには行かないはずです。初回の企画がヒットしなくても、再チャレンジできる余力を計算しておくことがビジネスなのだと思います。
初回の発注に全財産を投入するなどということがないように、しっかり計画を立てて企画にとりかかってください。
アパレルブランド立ち上げを成功させる秘訣は、とにかく大量発注しないことです。
大量に発注すれば原価も下がり、売れれば儲けも大きいのですが、トラブルも多いものです。
まず、サンプル作成を依頼します。縫製工場からイメージ通りの商品が上がってくれば良し、ダメならすぐに再生産を指示するか工場を変えましょう。再生産を指示すると言い訳や仕様の問題を言ったりして再生産を渋るような縫製工場とは即刻取引を止めてしまいましょう。とにかく、サンプルがまともに上がってこない縫製工場には何を発注してもダメです。
また、サンプル時点でトラブルがある縫製工場は本生産になっても必ずトラブルが起こります。
サンプル生産のみで、本生産をしないとなると縫製工場側からいやなことを言われる可能性もあります。しかし、そのことを恐れてズルズル発注を続けることは、ブランドを立ち上げる夢の大部分を縫製工場側に握られてしまうことになります。多少いやなことを言われても、キッパリと取引を止めてしまいましょう。
取引を止める場合は、自分で手配した生地や型紙は送り返してもらいましょう。縫製工場で作ってもらった型紙の権利がどちらに属するのかは縫製工場によって考え方が違う場合がありますので、確認しましょう。
希望通りのサンプルが出来上がったら、次に本生産になりますが、このときに出来れば初回発注は1品番10枚程度に抑えましょう。
なぜ、そんなことを言うかというと、サンプルは自社生産で、きれいな商品を作りながら、本生産は内職で品質よりも徹底的に安く作って儲けようというような企業も結構あると思ってください。
サンプルはきれいに上がったのに、本生産では全然別物が上がってくるということは、ままあることです。しかもインターネットでの注文なので、縫製工場からは代金先払いを要求されると思います。
代金は先に払わされて、クレームを言っても、修理に応じてくれない不親切な縫製工場もあります。このような時の被害を最小限に防ぐためにも、できるだけ少ない枚数を初回発注にしましょう。初回発注でトラブルが発生して、損害をこうむることになっても再度チャレンジできる余力を残しておくことが重要です。予想外の落とし穴はたくさんあります。
初回発注が望む品質で上がって、販売も順調なら、次回発注で原価を考えた数量を発注することが、アパレルブランド立ち上げの成功法です。
少ない枚数の発注に対応してくれる縫製工場は、どのマーケットで生き残るか明確に選択できている縫製工場です。大きいロットを要求する縫製工場は、未だにメインのお客様はアパレルだと思っている縫製工場なので、新たにアパレルブランドを立ち上げたいと思って取り組んでいる人の気持ちや思い入れと、縫製工場の意識にはかなりの乖離があるものと思っていたほうが良いと思います。
双方が同じ目線で夢を共有できる縫製工場とめぐり合えることが理想ですね!
とにかく、気軽にご相談ください。専門的な勉強をしていない方もアパレルブランドの立ち上げは夢じゃありません
個人事業主として開業(起業)する場合は、商号を決めて税務署に開業届けを提出する必要があります。アパレルブランドの立ち上げを本気でビジネスとしてスタートするのなら、開業届と商標登録の2つはどうしても行わないといけません。このページではアパレルブランドを販売するまでの流れをご紹介いたします。
次にブランドを決めるのですが、自分で決めたブランドがすでに他の会社が商標登録していれば、使えません。バレなければ良いと思って使う人もいますが、もしもバレたら商標権を持っている企業から損害賠償を請求される可能性がありますので、これからアパレルブランドを立ち上げる場合は、事前に調べて登録されていない商標にしましょう。また、ブランドがある程度認知されて売り上げも上がるようになってから、商標権の問題が発生して、その商標が使えなくなってしまうと、せっかく認知されて人気も出て売り上げも上がり始めたブランドを最初から構築し直さなければいけなくなります。
ブランドとして販売はしていなくても商標登録されているブランドは多くありますので、事前に確認しておくのが良いでしょう。
損害賠償も大変なことですが、育ち始めたブランドを捨てて一から別のブランドを育てることはとても大変なことです。本当にブランド立ち上げを考えているのなら、商標登録は確実にしましょう。登録商標を調べる方法は、J-PlatPat 特許情報プラットフォームで調べることができます。「商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務」が同一で無ければ同じ商標でも登録可能です。他社が登録していなければ、オリジナルブランドのロゴも作成して、弁理士さんに商標登録を依頼しましょう。商標登録が完了したら、ブランドタグを作成します。ブランドタグには織ネームとプリントネームがあります。
業者を探すには、「ブランドネーム」で検索すれば出て来ます。生産を依頼する縫製工場でブランドネームを作れるメーカーにお願いすることも可能です。
商品のデザインはデザイナーさんに依頼せずに、特にデザインの知識が無くても、自分で好きなデザインにすれば良いでしょう。ただ、すでに流通している商品と同じデザインや素材の商品にしてしまうと、新たなブランドとして立ち上げる理由が無くなります。誰もデザインしていない強い個性や強みのある商品で、堂々と自分を主張しましょう。
アパレルブランドを立ち上げる時には、アイテムの数も限られていると思いますので、特にこだわって差別化出来るデザインにしましょう。
自分自身が良いと思うファッションを商品化する過程はとても楽しいものだと思います。ブランドのコンセプトを決め、商品のデザインが出来たら、型紙の作成をパタンナーに依頼します。パタンナーに依頼しない場合は商品の生産を依頼する縫製工場に作ってもらいましょう。パターンを作成する場合は、仕上がり寸法が決まっていないと作れませんが、詳しく分からない場合は、パタンナーに標準的な寸法を聞いて、そこからプラスマイナスすれば良いでしょう。ただ、型紙は生地が決まっていないと作成できません。それは、伸び縮みしない布帛生地と、伸び縮みするニット生地では型紙が違うからです。
伸び縮みしない生地の場合は、タイトに型紙を作ると、着脱が大変になってお客様からクレームが来る可能性があります。伸び縮みする生地はタイトに作っても、生地自体が伸びるので、着脱で支障が出ることはありません。
アパレルブランドを事業として本格的に販売する場合は洗濯表示ネームも作らないといけません。洗濯表示の法律が変わりました。品質表示ネームには製造者又は販売者の住所と電話番号を記載しないといけません。これは、商品に重大な欠陥が生じて、ユーザーの身体に悪影響が出るような場合に、経済産業省が商品の回収を指示したりする場合に、連絡先が分からないと、対応できないためです。洗濯表示の内容は生地を買う時に教えてもらいましょう。洗濯表示も縫製工場で手配してもらうことも可能です。個人で開業する場合、個人情報を記載することに抵抗があるかも知れませんが、これは法律で決まっていることなので、記載しましょう。
次に生地を手配します。生地も縫製工場で手配してもらうことも可能な場合もあります。
後は、仕様書を作成できれば完璧です。仕様書は肩幅や身幅、袖丈などの寸法と、縫い合わせる部分をどんなミシンで縫製するのか指定できれば完璧ですが、縫製するミシンについては縫製工場に任せても良いでしょう。肩幅や身幅、袖丈などの寸法が分からない場合も「一般的なMサイズで」と言った感じでの発注でも大丈夫です。
サンプルと本生産を依頼する工場は縫製屋ドットネットへ問い合わせすれば、可能な工場が返信します。縫製屋ドットネットは縫製工場も無料で参加していますので、生産にかかる費用に、縫製屋ドットネットの登録料を上乗せされる心配はありません。縫製業界はとても厳しい業界なので、少しでもその助けになればと運営しているサイトなのです。
縫製工場では、本生産の前に初回サンプルが先に上がって来ます。「この状態で量産します」と言う確認のためです。この時点で修正したいことは縫製工場に伝えましょう。修正後のサンプルを確認したい場合は再度サンプル提出の依頼をします。この段階で妥協すると、自分が思っている商品とは違うものが上がって来ますので、サンプル確認は確実に行いましょう。自分がデザインしたイメージと合っている商品かどうかみしっかりと確認します。ただ、縫製は手作業なので、量産した時のバラツキはどうしても発生します。特にこだわる部分がある場合はその部分の許容範囲がどの程度なのか、縫製工場に事前に確認して納得してから量産のGoをかけて下さい。ここまでしっかりと出来れば、夢の実現はすぐそこです。
実際のサンプルが出来上がったら、ネットで販売するための服の写真撮影しましょう。自分のデザインした製品を初めて目にするのはとても嬉しいものです。商品の写真をプロに頼むのも良いですが、自分で撮影する場合は、背景は一色で光源は一種類(蛍光灯と太陽光など二種類以上にならないように)でレフ板も用意して光源の反対側から商品を照らす感じにして出来るだけ立体的に撮影しましょう。
縫製工場に見積もりを取ったら予想外にコストが高くて、安くするためには発注量を増やして欲しいと言われることもあります。原価が高いからと初回発注を増やすと、初回オーダーを売り切ることが出来ずに不良在庫になってしまい、その時点でアパレルブランドを立ち上げる仕事は終了してしまいます。原価が高くて利益がほとんど取れなくても、確実に初回オーダーを売り切ることが重要です。初回発注を大量にすれば一着あたりの仕入れ原価は低く抑えられますが、大量の在庫を抱えてオリジナルブランド立ち上げは失敗に終わる可能性が高くなります。初回発注を大量にしてしまうことはとても大きなリスクなのです。
大切なブランドを育てるには長期的な展望が必要です。初回で在庫を残してしまうと、資金が寝てしまい、次の企画が出来なくなってしまいます。
初回発注を売り切り、ある程度販売の手応えを感じたら、次回の企画以降で発注数を少しずつ増やして、原価を抑えるようにしましょう。
ブランドを立ち上げて、商品が手元に届いて、その商品を既存のリアルショップに卸す人はほとんどいないと思います。リアルの店舗に卸すと掛け率が上代の70~80%(買い取りか委託在庫かによっても違います)になり、初回発注量を抑えて原価が高くなっているところに掛け率の分も見込んで上代価格を設定すると普通に流通している商品の価格からすると異常に高い商品になってしまいます。
ホームページで販売するには、商品写真がとても重要です。自分で撮影設備を揃えて撮影しても良いですが、撮影代行のサービスを利用することも検討しましょう。
商品画像が出来たら、固定費が少ないネットショップを運営することをお勧めします。今の時代は、ネットショップを開設するのは必須です。販売価格を決めたらホームページの準備をします。レンタルサーバーを借りて、WordPressにWelcartのプラグインでネットショップが開設できます。ネットショップは開業にかかる初期費用も、運営にかかる費用も安く済むので、アパレルブランド立ち上げにはおすすめです。SEOのプラグインもインストールしてtitleやdescriptionに検索で訪れて欲しいキーワードを記入しましょう。htmlで一から作るよりも、Wordpressのテーマの中からカスタマイズする方が簡単に出来ると思います。Wordpressのカスタマイズについてはネット上にかなり載っていますので、初心者でも、不明なことは検索すれば、ほとんど分かります。Googleは画像の中身を理解しません。評価するのは、テキストとリンクだけです。テキストがある程度の量がないと、GoogleはそのWEBサイトの価値を評価しません。デザインにこだわったWEBサイトはどうしても美しい画像ばかりで構成されますが、1ページあたり2000文字程度は必要です。アパレルブランドを立ち上げるにあたってこだわったことやユーザーにとって嬉しい情報を出来るだけ多く記載して、検索で訪れて欲しいキーワードを含めて文章でページを作りましょう。専門性が高く、ユーザーにとって価値ある情報を掲載出来れば、商品を売ることはそんなに難しくありません。
また、商品を購入したお客様の声などが得られる場合は、積極的にホームページに掲載しましょう。お客様の声はとても良質なコンテンツです。ホームページで集客するSEOのポイントはユーザーの疑問や質問に対する回答を掲載することです。
一つの商品を作り上げるのにこだわったことを出来るだけ具体的にユーザーに納得してもらえるような記事を公開しましょう。titleやdescriptionと本文にキーワードを含めたページを作り続ければ必ず検索で上位に表示されるようになります。サイト内にブログを作って日々の出来事や、初めて経験するや、難しい問題など、ブランド立ち上げで日々格闘することや、ブランドに対する思い入れを記載しましょう。詳しくはネットショップ開業をご覧下さい。また、サイトを開設したけれど、あまり上手く行っていない時の無料SEO相談もあります。
アパレルブランドをSNSも利用してマーケティングを行う場合はInstagramがお勧めです。Googleでファッション関連のキーワードで検索すると検索窓の下のタブで左側に「ショッピング」や「画像」が表示されます。これは、検索結果で画像を探しているユーザーが多いからです。
画像がメインのSNSはInstagramなので、Instagramを活用して紹介しましょう。
ファッションブランドを立ち上げようと発案してから、実際に販売出来るようになるまでにはかなりの時間がかかります。ホームページが狙っているターゲットに見てもらえるようになって、商品が売れ始めるにはまたさせに時間を要します。
一連の作業を何度か行って、発注から納品までのサイクルが早く回るようになるまでは、流行に敏感なアイテムは企画しない方が無難です。最初に立ち上げるブランドが流行に敏感なアイテムだと、商品が出来上がった頃には流行が終わっている可能性が高いです。新規のブランドを立ち上げる際には、ユーザーの問題を解決するような機能を優先した商品の方が適しています。
大量に発注すれば原価も下がり、売れれば儲けも大きいのですが、トラブルも多いものです。
まず、サンプル作成を依頼します。縫製工場からイメージ通りの商品が上がってくれば良し、ダメならすぐに再生産を指示するか縫製工場を変えましょう。再生産を指示すると言い訳や仕様の問題を言ったりして再生産を渋るような縫製工場とは即刻取引を止めてしまいましょう。とにかく、サンプルがまともに上がってこない縫製工場には何を発注してもダメです。
また、サンプル時点でトラブルがある縫製工場は本生産になっても必ずトラブルが起こります。
サンプル生産のみで、本生産をしないとなると縫製工場側からいやなことを言われる可能性もあります。しかし、そのことを恐れてズルズル発注を続けることは、アパレルブランドを立ち上げる夢の大部分を縫製工場側に握られてしまうことになります。多少いやなことを言われても、キッパリと取引を止めてしまいましょう。
希望通りのサンプルが出来上がったら、次に本生産になりますが、このときに出来れば初回発注は1品番10枚~20枚程度に抑えましょう。
なぜ、そんなことを言うかというと、サンプルは自社生産で、きれいな商品を作りながら、本生産は内職で品質よりも徹底的に安く作って儲けようというような縫製工場も結構あると思ってください。
サンプルはきれいに上がったのに、本生産では全然別物が上がってくるということは、ままあることです。しかもインターネットでの注文なので、縫製工場からは代金先払いを要求されると思います。
代金は先に払わされて、クレームを言っても、修理に応じてくれない不親切な縫製工場もあります。このような時の被害を最小限に防ぐためにも、できるだけ少ない枚数を初回発注にしましょう。初回発注でトラブルが発生して、損害をこうむることになっても再度チャレンジできる余力を残しておくことが重要です。予想外の落とし穴はたくさんあります。
初回発注が望む品質で上がって、販売も順調なら、次回発注で原価を考えた発注にすることが、アパレルブランド立ち上げの成功法です。
少ない枚数の発注に対応してくれる縫製工場は、どのマーケットで生き残るか明確に選択できている縫製工場です。大きいロットを要求する縫製工場は、未だにメインのお客様はアパレルだと思っている縫製工場なので、新たにアパレルブランドを立ち上げたいと思って取り組んでいる人の気持ちや思い入れと、縫製工場の意識にはかなりの乖離があるものと思っていたほうが良いと思います。
双方が同じ目線で夢を共有できる縫製工場とめぐり合えることが理想ですね!
どんな有名ブランドでも最初から大量生産しているわけではありません。すでにブランドとして確立していて、その販売網に新たなブランドを投入する場合は、販売網を活用出来るので、初回発注でもある程度の生産量でスタートしますが、販売網が確立していない段階での発注は少量になります。
そこから小さい成功を積み重ねながら、少しずつ生産量を増やしていくものです。ブランドとして認知されて、販売量が増えていくことを一緒に楽しみにする縫製工場と連携できることが、成功への基盤です。
縫製工場とのマッチングサービスは縫製工場とアパレル企業とのマッチングをメインにしていますが、縫製屋ドットネットは個人の方でも申し込み可能です。
アパレル企業からの発注は数量もある程度確保出来ますし、縫製仕様書なども整っているので、縫製工場の立場からすると楽な案件です。このようなマッチンクサイトを利用するアパレル企業はまだ、販売量も十分では無く、固定的な縫製工場との取引を確立する前段階の企業であることがほとんどです。
その中には、販売が好調で、安定した生産を依頼出来る先が確保出来れば、大きく成長出来ると考えている企業もあるでしょう。このような成長期に入っているアパレル企業と取引できるのが縫製工場とすれば一番良い取引先になると思います。
ただ、このようなアパレル企業でも販売が安定して見込めるようになれば、コストの安い海外の縫製工場を探すようになります。縫製工場とすれば、安定した発注先だと思っていたのにある日突然、海外で生産するから発注は打ち切りと言われてしまい、また新たな発注先を探さなければいけなくなるのです。
縫製屋ドットネットはアパレル企業からの発注ももちろんですが、個人の方がアパレルブランドを立ち上げたいけれど、どこに発注して良いのか分からないと言う悩みに応えるマッチングサイトです。
個人からの発注は、生産量も少なく、縫製仕様書は勿論、生地や型紙も決まっていないことがほとんどだと思います。縫製工場としても手間のかかる案件なのですが、受注する縫製工場も出来るだけフォーマット化して、煩雑なやり取りをしなくても生産に入れるようにしているところもあります。
個人でアパレルブランドを立ち上げようとする人は、大きな夢を持っています。夢が実現するまでには、多くの障害を乗り越えないといけないと思います。
しかし、国内の縫製工場が生き残って行くためには、国内のアパレルブランドを立ち上げたいと思う人たちがどんどん出て来るような土壌を作らないと、生産拠点は海外にどんどん移って行き、存続すら難しい状況になっているのです。
個人でアパレルブランドを立ち上げたいと思う人がどんどん出て来れば、そのようなニーズに応えることを専門にする縫製工場も生まれて来るかも知れません。
個人でアパレルブランドを立ち上げたいと考える人とのマッチングが出来れば、海外生産する程まで企業が成長するまでの長い期間のお取引が可能で、そのような個人の方達と多く取引が出来れば、残念ながら途中でブランド立ち上げを断念する人も出て来ると思いますが、順調に成長する人も出て来ます。
順調に成長する人、数人とお取引が出来れば、縫製工場としても安定稼働が出来る可能性もあるのです。
個人で発注しようとすると、色んな縫製工場から断られると言う経験をしている人もいるかも知れません。でも遠慮せすに問い合わせして見て下さい。
縫製工場は生産する品目によって工場が違うので、色んなアイテムを作りたい方は、複数の縫製工場と打ち合わせをしないといけないかも知れません。対応も縫製工場によって様々かも知れません。とてもスムーズに話しが進む工場となかなか思いが伝わらない工場もあるでしょう。
でも、どの縫製工場もあなたのブランド立ち上げの手助けをしたいと思っています。個人の方の依頼は、手間もかかるので、初期の費用はどうしても高くなりますが、オーダーをリピートして、発注ロットも増えると大幅にコストが安くなります。
アパレルブランドの立ち上げが上手く行くかどうかは、初回発注をいかに売り切るかにかかっています。今は、アパレルの商品を販売するサイトも多くありますので、初回発注を売り切るのはそんなに難しく無いかもしれません。
初回発注を確実に売り切って、リピート発注が出来るようになれば、ブランドの確立は十分に見えて来ます。
初回発注を売り切って、リピート発注が出来るようになれば、縫製工場としては、とても良いお客様になります。縫製屋ドットネットで初回発注の生産を依頼した縫製工場には是非リピート発注もしていたただいて、末永いお付き合いが出来ればとても嬉しいのです。
アパレルブランドが育って、大量の発注が出来るようになれば、生産拠点をコストの安い海外に目が向くのは仕方のないことだと認識していまます。
海外生産するまでの間の一番熱量の高い時期を一緒に仕事をさせて頂ければ嬉しいです。
アパレルブランドの立ち上げは簡単だと書かれているWEBサイトもあり、中国製などの既製品のネームタグを付け替えれば良いと書いてあるページもありますが、これは、家庭用品品質表示法に違反します。
「日本国内で一般消費者に対し対象商品の販売を行う場合には、家庭用品品質表示法に基づいた表示が必要です。」
また、「表示者名、連絡先」の表示については、表示内容に責任を持てるところが表示者になります。これは、日本国内に営業拠点のある事業者(輸入業者、販売業者、表示業者のいずれか)が行うこととなります。
さらに、消費者に見やすく分かりやすい表示が必要ですので、表示言語は日本語になります。」(消費者庁のWEBページから引用)
ネームタグを付け替えても、洗濯表示は日本語でしないといけません。また、販売業者の氏名又は名称及び住所又は電話番号の表示が必要です。規定に違反した者は、二十万円以下の罰金に処する。 となっています。
消費者に対して商品を販売する行為には、製造者や販売者は一定の責任を負うことになります。販売している商品の販売者が分からないような商品や品質表示が日本語で記載されていないような商品を販売してはいけないのです。万一、商品に有害物質が残留していて、消費者に被害が出ても誰が販売者か分からないようなことになって、マスコミでも取り上げられた末に販売者が判明すると言うような事態になったら、二度とアパレルブランドを販売することは出来なくなるでしょう。簡単にブランドを立ち上げるセットなどもありますが、販売者の表示はどうなっているのでしょうか?
加工食品でも製造者や販売者の記載と原材料も表示されています。これは、商品を販売するには、当然のことで、万一食中毒などが発生した場合に製造元を特定するために必ず必要な情報です。
さらに言うと、製造者や販売者と品質表示をすると言うのは、製造業者や販売業者が品質を保証していると言う事です。
繊維製品でも不良品が消費者の手元に届いてしまうことはあり、その場合に素早く対応するためにも、業者の連絡先の表示は必要です。もしも、お店で販売されていて、業者の連絡先の記載が無い商品に不良品があった場合、販売していたお店へ持ち込んで、お店が仕入れた業者を調べて対応すると言う事になるととても手間がかかります。あってはいけないことですが、不良品の対応のためにも業者の連絡先の記載は必要なのです。
アパレルブランドを立ち上げる時には、業者として住所か電話番号、商号の記載が必要なことを認識しましょう。
ブランドを立ち上げると言うことはそれだけの責任も負うことになるのです。ブランドを立ち上げる夢の良い部分だけ見て、当然付いてくる責任について全く知らずに販売を行うと、トラブルが発生した時に大きな問題になるので、注意しましょう。
アパレルブランドの製造を委託する縫製工場からはPL保険の証書の提出を求めて下さい。販売した商品が、生産者側の問題でお客様が被害を受けた場合の損害賠償をしてくれる保険です。PL保険に加入していないと、お客様とトラブルになった時に誰も賠償してくれなくなって、最悪の場合裁判で負けて賠償命令が出ても支払いが出来ずに自己破産するしか無くなってしまうこともあります。縫製工場がPL保険に加入していれば、問題が起きても保険でまかなえるので安心です。
アパレルブランドを立ち上げるにあたって、決めておいていただきたいこと
以下に記載することは、問い合わせ時に全部決めておいていただかなくても結構ですが、決まっているほうが、作成までの期間は短く済みますし、打ち合わせにかかる時間や手間も少なくてすみます。
縫製工場は生産前の打ち合わせを極力短くしたいと考えています。事前打ち合わせみコストなので、出来るだけ余計なコストは掛けたくないと言うことです。なので、縫製工場に発注するにあたっては、自分でも不明な部分を極力減らして発注するようにしましょう。
どんなアイテムを作成するのか決めてください。複数のアイテムに及ぶ場合も複数のアイテムを縫製工場にお知らせください。
デザイン画やサンプル、仕様書などがある場合はお見せください。
アパレルブランドに使う生地をお客様が手配されるか、縫製工場が手配するか、お決めください。どんな生地を使うのか、例えば実際に手持ちの商品と同様の生地を使いたい場合は、その商品なども一緒にお送り下さい。
生地を縫製工場に手配してもらう場合は生地一反を使い切る量が最低ロットになります。ただ、生地によっては一反では買えない生地もあります。その場合は、染め単位が最低ロットになりますが、生地の染め単位分の生地だけ発注して、残った生地を縫製工場に保管しておいてもらって、追加発注しながら消化して行くことも可能な場合がありますので、縫製工場と相談してみて下さい。
アパレルブランドに使う副資材をお客様が手配されるか、縫製工場が手配するか、お決めください。
アパレルブランドの型紙の作成もお客様がされるか、縫製工場で作成するかお決めください。型紙は縫製工場が指定する縫い代を含んだ型紙でお願いします。型紙は全サイズをご用意いただければ一番良いですが、基本のサイズのみ型紙を作成されて、残りの型紙は工場で作成する場合は、サイズ展開の仕上がりサイズをお知らせ下さい。
型紙を作成するには、肩幅や身幅、着丈などの寸法が決まっていないと作成出来ません。いろんな部位の寸法などが分からない場合は、「標準的なMサイズで」とかでも大丈夫です。
縫製仕様と言うのは、どの部分をどんなミシンで縫うのか、ステッチ幅は何mmかなどの仕様を指定することですが、こだわりが無ければ、「工場の作りやすい仕様で」と言っていただければ結構です。
サイズ展開やカラー展開、カラー、サイズごとの発注枚数。
サンプル作成時期、商品のお届け時期のご希望をお知らせください。
以上が決まっていれば、生産は可能になると思います。
開業届けや商標、品質表示などはアパレルブランド立ち上げ手順で詳しく説明しています。
コストリーダーシップ戦略は、低コストで勝負しようとする戦略です。コストを下げるには、大規模な生産設備を導入したり、製造工程の改善を積み重ねて低コストを実現することになります。ただ、低コストを実現するためには、市場シェアを高めて、生産量を増やすことが重要になります。これを実現するためには、宣伝広告などに大規模な投資が必要になります。これは、新規参入で小規模な事業者には向かない方法です。また、すでにユニクロを代表とするコストリーダーシップ企業が存在しており、それに対抗するのは至難の業と言えるでしょう。
一方の差別化戦略は、商品の機能、品質、デザインなどの商品自体や、顧客サービスなどで他社と差別化することです。アパレルブランドでは、まだまだ差別化する要素は多く残されていると思います。機能素材なども次々と開発されていますが、最初は大企業への優先供給となりますが、数年後には一般にも流通して手に入るようになります。このような素材を組み合わせて新たな機能の商品を開発したり、製造段階でのこだわりなどで差別化する方法もあります。また、デザインなど色んな切り口での差別化も可能だと思います。ただ、すでに世に出ているものと同じ物を作っても差別化は出来ません。ブランドを立ち上げる時には、すでに市場にある商品をリサーチして、自分が企画する商品が差別化できるかどうか十分に判断しましょう。
集中戦略は競争範囲を狭めることで、経営資源を集中的に活用するものです。ブランドを立ち上げる時点では経営資源にも限りがあるので、資源を一つのセグメントに集中することが大切です。絞り込むには、特定の商品に絞り込む。特定の顧客に絞り込む。特定の地域に絞り込む。特定の販売チャネルに絞り込むなどの方法があります。差別化した商品で特定の顧客や販売チャネルに絞り込み、高い価格での販売を可能にします。このように差別化集中戦略で商品の販売を行い、まずは、初回発注を売り切ることを最優先して、そこで残った資金で次の商品企画を行い、このサイクルを繰り返しながら、さらに深く集中して行くか、又は商品アイテムを広げるかの判断をして行けば良いと思います。
縫製工場は、アパレル商品を大量生産するのが基本的な営業スタイルです。アパレルブランドを立ち上げたい人は、自分のブランドに対して強い思い入れがあって、こだわりも強く、商品の品質に対して、とても強い要求をされる場合があります。
しかし、縫製工場と言うのは、ほとんどが人の手で商品を縫製するので、出来上がる商品にはある程度のバラツキが生じます。このバラツキを認めてもらわないと、商品の量産は出来ません。
ほとんど機械によって加工される商品の場合は、バラツキの幅も少なく、ほとんどが同じ商品としてアウトプットされますが、人の手加減次第でどうにでもなる縫製品の場合は、ある程度のバラツキはどうしても発生します。
もしも、バラツキの無い商品を希望されると、それは工業製品では無く、芸術品になってしまい、加工の単価も跳ね上がります。
商品として出来上がったもののバラツキの範囲をどこまで許容するのかは、とても重要なことだと思いますが、バラツキの範囲は縫製工場に品質基準があると思いますので、ある程度の範囲で収まるように生産してもらえるはずです。
届いた商品にあまりにも大きなバラツキがあある場合は、縫製工場に連絡して、商品の修理を依頼しましょう。商品のバラツキば出来れば画像などをメールで送信して、縫製工場と情報を共有するようにしましょう。縫製工場も納得できるバラツキであれば、修理をしてくれるはずです。
ただ、ここで、発注者と工場との間で、バラツキの許容範囲に差が生じてしまうと、トラブルに発展しかねないので、本番の生産に入る前に品質基準については、十分に確認して、納得しておくようにしましょう。縫製工場も悪意を持って、不良品を納品するようなことは無いので、検査での見逃しなどがほとんどだと思いますので、話し合えば、納得してもらえるはずです。