事業戦略にはコストリーダーシップ戦略と差別化戦略があります。

コストリーダーシップ戦略は、低コストで勝負しようとする戦略です。コストを下げるには、大規模な生産設備を導入したり、製造工程の改善を積み重ねて低コストを実現することになります。ただ、低コストを実現するためには、市場シェアを高めて、生産量を増やすことが重要になります。これを実現するためには、宣伝広告などに大規模な投資が必要になります。これは、新規参入で小規模な事業者には向かない方法です。また、すでにユニクロを代表とするコストリーダーシップ企業が存在しており、それに対抗するのは至難の業と言えるでしょう。

一方の差別化戦略は、商品の機能、品質、デザインなどの商品自体や、顧客サービスなどで他社と差別化することです。アパレルブランドでは、まだまだ差別化する要素は多く残されていると思います。機能素材なども次々と開発されていますが、最初は大企業への優先供給となりますが、数年後には一般にも流通して手に入るようになります。このような素材を組み合わせて新たな機能の商品を開発したり、製造段階でのこだわりなどで差別化する方法もあります。また、デザインなど色んな切り口での差別化も可能だと思います。ただ、すでに世に出ているものと同じ物を作っても差別化は出来ません。ブランドを立ち上げる時には、すでに市場にある商品をリサーチして、自分が企画する商品が差別化できるかどうか十分に判断しましょう。

戦略

次は集中戦略です。

集中戦略は競争範囲を狭めることで、経営資源を集中的に活用するものです。ブランドを立ち上げる時点では経営資源にも限りがあるので、資源を一つのセグメントに集中することが大切です。絞り込むには、特定の商品に絞り込む。特定の顧客に絞り込む。特定の地域に絞り込む。特定の販売チャネルに絞り込むなどの方法があります。差別化した商品で特定の顧客や販売チャネルに絞り込み、高い価格での販売を可能にします。このように差別化集中戦略で商品の販売を行い、まずは、初回発注を売り切ることを最優先して、そこで残った資金で次の商品企画を行い、このサイクルを繰り返しながら、さらに深く集中して行くか、又は商品アイテムを広げるかの判断をして行けば良いと思います。

アパレルブランド立ち上げ手順(商標登録からネットショップの開設まで)
アパレルブランド立ち上げをサポートする縫製工場のバーチャル団地