縫製工場の人間関係を改善するには上司からの肯定的な承認が必要

人間関係の問題を抱えている縫製工場は多い

縫製工場は多くの人が集まって仕事をするので、人間関係の問題があると、協力的に仕事をすることが出来ず、品質や生産性にも影響が出るようになってしまうと、深刻な問題になることもあります。

人間関係の問題を起こす人は自己承認が出来ていない

そもそも何故人間関係の問題が起きるのかですが、人間は心の食べ物として、承認を求めています。「あなたの存在は大切です」「あなたは価値があります」と言う肯定的な承認を多く得られると心の食べ物が多く、心は肯定的な承認で満腹になって気持ちはとても安定します。

心が満たされてい、安定している人が多いと、自分の価値を認めることが出来て、他者の価値も認めることが出来るので円滑な人間関係を確立することが出来ます。

このように人は承認を求めて生きていますが、幼少期から、小さな成功体験を積み重ねて来た人は、自分で自分のことを承認出来ます。自分で自分のことを素晴らしいと思えるのです。このような人は、他人からの承認が無くても、自分を承認(自己承認)出来るので、他人と人間関係のトラフブルを起こすことはありません。

しかし、実際には、自己承認出来ている人は少なく、他人からの承認を求めています。しかし、仕事の上では、ミスを指摘されることはあっても、肯定的な承認を得られることはほとんど無く、仕事上のミスが無ければ何も言われないので、極端に言うと無視されているので、心の食べ物が無く、心は飢餓状態になります。人間は本能的に心の飢餓状態を恐れており、飢餓状態になるくらいだったら、否定的でも良いので承認を得ようとします。

心の飢餓状態とは、無視されている状態で、人間が一番恐れている状態です。人間は一年早く生まれる動物と言われています。他の哺乳類が生まれてすぐに自分の足で立ち上がり、母乳を飲むことが出来ますが、人間の赤ちゃんは、自分の力で母乳を飲むことが出来ません。なので、空腹になると泣き叫んでお母さんに欲求を伝えます。この時にもしも、お母さんに無視されたら自分は死んでしまうことを赤ちゃんは知っています。このことから人間は無視されることを本能的に恐れています。

心が飢餓状態になる位なら、毒でも良いので満腹にしようと無意識に毒を求める行動を起こします。人間関係の問題を起こして、お互いに傷つけ合うことは辛いことですが、傷つけ合うと言うことは、否定的ではありますが、相手の存在を認めていると言うことなのです。存在を認めていなければ無視されるのです。

肯定的な承認がほとんど無い縫製工場はこのような人間関係の問題が多くなります。人間関係の問題を起こす人は家族など周囲の人からも肯定的な承認を得られていないことが多いです。

承認

人間関係の問題を解決するには、上司が感謝を伝えることです

人間関係の問題を多く抱えている縫製工場は、社員に対して日頃から感謝を伝えていないことが多いです。社長や工場長の立場の人から、感謝のような承認が全く無い縫製工場では、否定的な承認を無意識に求めてしまい、品質のトラブルも頻発するようになります。

人間関係が深刻な縫製工場で、上司が感謝を伝えても、最初は白けた雰囲気になります。これは、否定的な感情で満ちている人が肯定的な承認を素直に受け取れないからです。人間関係の問題を起こして対立している状態の人の感情は、自分の価値観に合わせて他人の価値を否定する、価値観に支配されている批判的親(父親のような感情)なので、他人からの感謝を素直に受け入れることが出来ません。また、他人を批判する人の相手になる人が、それを我慢して受けている人の場合は順応の子ども(親に叱られて良い子になっている感情)なので、エネルギーが抑えられて暗い状態になっています。この状態の人も心を閉ざしているので、感謝の言葉をなかなか素直に受け入れることが出来ません。

しかし、上司が感謝の言葉を何度も何度も伝えていると、心が少しずつ溶けて行き、感謝の言葉を受け入れてくれるようになります。感謝の言葉は保護的親(母親のような感情)から出るので、何度も繰り返していると、自然な子ども(生まれながらの天真爛漫な子どもの感情)で受け取れるようになります。そうなると、会社全体が明るい素直な感情表現に溢れたエネルギーの強い活気のある職場に変化して行きます。

上司からの感謝の言葉で満ち溢れている縫製工場で働く人たちは、皆、心が肯定的な承認で満たされるので、否定的な承認を求めなくなります。否定的な承認を求めなくても良い人ばかりになると、人間関係の問題は自然に解消します。

最初は、些細なことでも良いことがあったら社員に対して感謝を伝えましょう。人は、承認を貯めておくコップを持っていて、飢餓状態を恐れて、否定的な承認を求めます。これは、肯定的な承認よりも、否定的な承認の方が簡単に手に入るからです。否定的な承認は自分から仕掛ければ簡単に手に入るのです。否定的な承認で一杯になっているコップに、感謝と言う肯定的な承認を一滴ずつ入れることによって、否定的な承認と時間を掛けて入れ替わります。

人間関係の問題を抱えている縫製工場が短期間に改善することは難しいですが、上司が辛抱強く感謝を伝え続ければ。必ず良好な人間関係の縫製工場に生まれ変わります。

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